大阪食い道楽。大阪ならではの旨いモノが沢山ありますが…、今日は創業100年の歴史のある、唯一無二というツカミ寿司に来ました。
お寿司といえば握りずし…ですよね。握らずにつかむ、つかみ寿司というお寿司が、あると言うのです。
ゑんどう寿司明治40年創業。ゑんどう寿司の先代が雑喉場で商われる新鮮な材料を用い、 温かいごはんでにぎり、それが口の中でこぼれるような、にぎりこまない独特のつかみ寿司を考案し、始めたのです。ホームページより
お昼に大阪は京橋店に連れて行ってもらいました。
カウンター席もありましたが、多くはテーブル席でした。
五貫ずつのおまかせ一枚単位で注文
注文は五貫ずつのおまかせの上まぜを一枚単位でお願いします。
へぇ。お寿司屋さんだと、上寿司みたいなセットはあるけど、五貫ずつでおまかせなのは初めてだなぁと、ワクワク。
五貫の内容は板さんの方で毎回違うネタを選んでくれますが、こちらで指定もできる様です。ワタシは完全おまかせで頼みました。
おおらかで可愛い
見た目、やや小ぶりで、ぽてっと板皿に乗っている感じでした。それらにハケで醤油をぬって、お箸でいただきます。
ハケで塗るのは初めてで、ちょっと楽しい。絵的に美味しさが増す。
ほろりとほぐれるつかみ寿司
ぱくり。
ほろり!あったか!
びっくりしました。お箸でつまんで口に運ぶまではいつもと一緒なのに、入れた瞬間、あたたかく、ほろっとネタとシャリがほとんどモグモグしないで一体化したおいしさが来るんです。並んだ5貫を即ペロリ。以後、持ってきていただくたびに次を注文。
三枚連続おかわり!
一枚ずつ、届いては注文を繰り返す。その度に見た目も鮮やかに、様々な異なるネタが食べる者を飽きさせません。板さんは1枚目からネタを決めてるのかな??いずれにしましてもぱくぱくと、口に放り込んであっという間に四枚完食。
棒寿司もつかみで秀逸!
四枚目が終わったところであじ
棒状の海苔巻きみたいのがでてきてまたびっくり。これもふっくらお口でほぐれてハマる。押しずしみたいに見えるけど、口当たり、柔らかさが全然違うんです。
お店のホームページから抜粋です
創業当時から受け継がれているあじ棒や穴子も、おかげさまで多くのご支持いただいております。酢飯の上に、塩と酢で〆た新鮮なあじ、ワサビ、 大葉をのせ、手で形を整えて上から海苔で覆いました。
あじ棒の呼び名も納得です。
ゑんどうのつかみ寿司、ほんとうにおいしい。5枚食べても飽きません。
五枚でも飽きない、あたたかいお寿司
温かくやさしいくちどけの感じが、このゑんどうさんでしか味わえない伝承された味なのかな。
お箸で持てるけど、お口でほぐれるあたたかなシャリ…驚きのおいしさでしたし、なんとも朗らかで、堅苦しくないお寿司に感動でした。
握りではなく、「つかみ」を100年続けてきた、その美味しさを味わうことができて幸せでした。
またぜひ行きたい。今回の名古屋から京都、大阪の旅で一番のお気に入りでした。次回は市場の本店に行ってみたいです。
京橋店
本店
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