四川料理を食べに訪れた四川省成都。陳婆豆腐本店で元祖麻婆豆腐を食し、翌日の朝ごはんは担々麺を食べに成都の裏路地へ向かいました。
訪れた12月下旬、成都の気温は関東の寒さと同じくらいの感覚でしたが、訪れた麺屋さんは道路側の壁がない。なので、当然寒くて、上着を着たまま食事です。
メニューには沢山の面₍麺₎が並び、大きさが小、中、大とあります。お値段は小で8元~₍本日のレート1元=約16円で128円₎と非常に安い。小サイズは色々食べ歩きたい旅行者にもありがたいですね。注文したのは担々麺、魚香排骨麺、茶わん蒸し、インゲンと肉そぼろ麺。
ほかほか茶碗蒸し
早速出て来たのが茶碗蒸し。出来立ての豆腐のように湯気を立ててふるふる震えてました。レンゲで口に運ぶと熱くってハフハフ焦る。食感もお豆腐に近い感じで上品な茶わん蒸し。上の肉そぼろは珍さんがオプションで追加したそう。たしかに私には上品すぎて中華スパイス香る肉そぼろがあるほうがおいしくいただけました。
包菜₍パオツァイ₎ 白菜の漬物。ちょっと酸味があってピリ辛でおいしい。漬物はいろんな料理の調味料にもなるそうです。こういうお手製調味料が本場の味に差として出るのかもしれませんね。
四川のわんたん紅油抄手
紅油抄手はタレを絡めた水餃子が辣油宜しく唇を滑ってツルんと入って、麻辣のかおりと柔らかい皮がおいしい。餡は豚肉のみだけどおおきめです。餡の油はドバドバではないが、しっとり以上で、餡の豚肉と皮と紅いアブラがホクホク融和。マジ旨い!山椒、唐辛子をはじめとする四川刺激物が溶けたオイルと醤油が美味。おかわりしたいくらいうまかったですね。
いんげんと肉そぼろの麺
いんげんと肉そぼろの麺はナッツと挽肉、ニンニクのコクがたまらん一品。いんげんは細く細かいので麺と絡めて食べやすくなってます。ナッツがコレにも効いてて肉そぼろといいセッションするんです。珍さんセレクトの地味に思えた一皿でしたが、非常においしくて驚きました。
椒香牛肉面
椒香牛肉面は汁なしで上に辛そうなものとひき肉が見えています。緑は中国セロリ?こぼさないようにまぜます。
まぜてオイルが回って麺はオレンジ色に。山椒の香りが漂う。麺を口に運ぶと麺はモチっとしてひき肉の旨みと辛さがやってきました。ここにもナッツ。コクが深い。肉だけでなくナッツのウマさに魅かれる料理が沢山。麺は滑りはよくないが、歯応えより味が絡みうまい! 大きいサイズで食べたくなる。
担々麺が絶滅危惧メニュー
日本で人気の担々麺なのですが、四川省成都では食べられるお店が少ないほど絶滅危惧されているメニューだそう。実際に2泊3日の成都ごはんで担々麺はあまり目にすることがなかったです。ついでながらに、炒飯も見なかった。ビールとかお酒を呑んでる姿も成都ではあまり目に触れなかったです。
ブログ作成につき、調べたところ、成都四川料理についてとっても詳しいこちらのサイトに出ていました。500杯以上成都で麺を食べた方の情報との事なので、成都に行く方はご覧になられることをお勧めいたします。成都のグルメ情報は「るるぶ」など到底取り上げられないディープな海外なので、都内大型書店でも探しましたが
魚香排骨麺
魚香排骨麺 辛い酸っぱい甘いの魚香。昨夜の陳麻婆豆腐本店の魚香肉絲に続いての魚香。昨夜の魚香より甘みは控えめで、日本のナスいためを思い出しました。少し魚香慣れ。骨付き肉は骨がホロリと外れて、噛むと少し八角の甘い香り。肉は主役級の味の濃さではなくて、麺とスープと共に食して旨し。
安く、おいしい。ふたりで48元₍1元16円として768円₎ 町の中華屋さんというより、麺の専門店という感じ。街中をタクシーで移動しているときも色々な小さな飲食店を多数見かけました。人気のある所はお客さんがいるけど、いないところはホントいない。混んでいるところはきっとおいしいのでしょう。