モグモグ日記

創業百余年。炭火焼のきじ丼、楽しいトマトサラダ 小田原柏又

店の歴史を感じながら、おいしいものを心地よくいただける小田原城もちかい柏又₍かしまた₎ 炭火焼のウナギもおいしいのですが、今日はきじ丼をいただきました。

柏又外観
鰻と鳥、明治初年に風格ある外観

小田原城、国道一号線からちょっと入ったところに、喧騒から距離をおいて、ややひっそりある柏又。古いけど、手入れのされた家屋は風格を漂わせています。看板の横、創業明治初年とはスゴイ。

友人と訪れたのは日曜日の午後。お昼時も少し時間がずれたおかげですんなりと入れましたが、他のテーブル席、奥のお座敷も人で埋まっていましたから、ラッキーでした。

さて、今日はどうするかな…メニューは

うなぎメニュー
柏又メニュー 鳥料理
鳥料理メニュー

何度か柏又に来て、鰻をいただきましたが、鳥は食べたことがなかったので私はキジ丼にしました。あと、友人お薦めのトマトサラダ、鳥もつ焼き、鳥わさを注文。

トマトサラダ??意外なモノがオススメなんだなぁ…柏又ビギナーなワタシ。

柏又さんの店内、落ち着いた雰囲気でありつつ、すこし背筋が伸びるんです。床の間の絵や、飾っている書がなんだか他のお店と違うなぁ…あ、菊池寛⁈ 明治から続く老舗なのだろうけど、配膳してくれる方のにこやかな気配りが心地よい。

お⁈これかい?

意外性と楽しさ、おいしさの柏又トマトサラダ

柏又トマトサラダ
柏又トマトサラダ

コレは…トマトサラダですかい⁈トマトの赤が隠れそうなほどに溶けたチーズみたいに乗っているのが自家製のマヨネーズだそうです。で、右の竹串で切り分けて食べる…のだろうなぁ

竹ヘラをマヨトマトに当てる。マヨ層が意外と厚い。そして、よいしょとヘラをおろして、ん?何か入ってる…トマトを真っ二つ。切ったミゾに濃厚自家製マヨが入り、広げるまで中は分からない。わ~。思いがけないたのしいサラダ。

ぱかっ

柏又トマトサラダ
柏又トマトサラダ 御開帳

蒸した鳥が中に詰められていました。鳥にねっとり自家製マヨネーズを付けながらトマトと食べる。サラダの鶏肉ってパサついたタンパク質の塊っぽい印象だったのですが、コレは違う。

ジューシーというほど脂ぎってない、軟弱なブヨブヨではない鳥さんは控えめな味付けで、トマトの穏やかな酸味と、自家製マヨネーズがセットでウマい。マヨだけだと私はもう少し塩胡椒したくなる気がするけど、トマトと鳥と和えると決まる…。

初見でお?と思わせて、切りながらどうなるの?と期待させて、食べて想定外でウマいってこんな料理中々お目にかかれないのではないかと思いました。コレは柏又に来たら食べないとダメな一品ですね。おすすめも納得でした。

鳥が旨いから味付けが…

柏又 とりもつ焼き
柏又 とりもつ焼き
柏又 とりわさ
柏又 とりわさ

とりもつ焼、とりもつが絶妙な焼き加減で、肉を味わって味わって頂きました。嫌な香りがないのは炭火なのでしょうか。タレの味がね、とりもつを活かすための味付けでほんのりだけど、足らなくないし、主張しすぎていなくって、最高!

とりわさも同様にワサビ、薬味の味でたべる「とりわさ」ではなくて、鳥の味を薬味が引き立てる鳥料理で、おいしいなぁ。しみじみ。

柏又に連れて来てくれた友人は若いころからここで焼鳥ととりわさで呑んでたというが、シブい。通だなぁ。そういう呑みって粋な大人だよなぁ…って若くなくなった私は思います。

きじ丼 

とりもつ、とりわさに続いてやってきた本日のメイン、きじ丼。

柏又 きじ丼
柏又 きじ丼

丼ものは蓋を開ける時の期待の高まりがイイ。そして、どんぶり内に充満してた香りが一気に解き放たれる…おお!立派な鳥に香ばしい醤油と鳥に海苔の香り!じゅわっと涎!

箸に重みを感じるほどの大きめの鳥さんからガブリ。

ほろプリっで醤油の香り、力強さから鳥の肉の旨みがジワっ、ジワッっと広がる所に海苔とごはんを追撃。たまらんです。とりもつ焼きで絶対うまいと確信してたけど、ホントにウマい。どんぶりを抱え、肉を、ご飯をかき込む。ひとりなら一心不乱です。嫌なことがあったら食べに来よう。

待っている間に「きじ丼」は「ヤキトリ丼」で雉ではないよと聞く。そういえばそうだよね。他のお店でもキジ焼きは焼き鳥でした。

みりん醤油に漬けた材料を焼いたもの。←板前さんの解説ページより

本来は、名前通り美味で知られる雉の肉を焼く料理であったが、徐々に変化して今では雉を使うことはほぼ無く、献立名だけが残った例である。鳥類で最も美味しいのが雉であるとされた為で、これも「あやかり料理」の一種といえよう。始めのうちは身の色が似ている「カツオ」の漬け焼きを雉焼きと呼んでいたが、徐々に対象が広がり、サバ、ブリ、マグロも範疇に。その後鶏肉、獣肉でも「雉焼き」の対象になって今に至る。つまり正確には「雉肉ふう・・・」である。赤身の魚は焼くと身がパサつくので、ごま油等油を塗り補助する。

たまたまキジ焼きの解説から見つけたサイトですが、板前さんの解説が非常にわかりやすく、今後もリンクを張らせていただくであろうサイトです。接客の心得を少し読みましたが、なるほどと思うことが沢山。深い。

柏又さん、本当に大満足の食事でした。料理も素晴らしかったし、心地よい接客がまた行こうとさせて100余年なのかなとも思いました。鳥の焼き加減、味付け、トマトサラダにも驚いたけど、老舗を奢らない接客もすごいと思います。

次は親子丼。酒呑みたいから電車だな~

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