モグモグ日記

青椒鶏丁 大船仲通商店街、鎌倉飯店でお櫃ごはんの日替わり定食。

今月、四川料理の本場、四川省都の成都へご飯を食べに行く。パンダの故郷、麻婆豆腐の故郷へいっちゃうんです(笑) そんなわけで、アタマは四川料理。

図書館で四川料理の本を借りてお勉強中。麻婆豆腐のみならず、チンジャオロース青椒肉絲も四川料理と知って、へえ~。

そんな最中、大船仲通商店街で目に留まった鎌倉飯店の黒板「今日の日替わり定食 青椒鶏丁」 昭和な店構えに長テーブルに並ぶ蝋細工の料理たち。青椒肉絲が四川なら、青椒鶏丁も四川料理?とにかくはいっちゃいました(笑)

青椒鶏丁  鶏丁?肉絲?ナニ?

青椒肉絲が四川料理なら、この青椒鶏丁も四川料理なのか?スマホに入力するが、ソコは分からない。代わりに鶏丁は鶏のサイコロ切りとわかる。ならば青椒肉絲の肉が鶏で細切りではなく賽の目きりだろうか?確かめるべく入店しました。

店内はガラスのショーケースに蝋細工見本、喜喜が並ぶガラス窓、懐かしい観葉植物と相変わらず落ち着く眺めです。古そうなメニューには多くのメニューが並びますが、注文は日替わり定食の青椒鶏丁820円。サンマーメン、焼きそばが800円前後。

日替わり定食ひとつください。

笑顔が柔らかいお母さんが「えっと、今日は鶏肉の炒め物ね」と確認をする。「そうそう、チンジャオなんとか」「はーい」。穏やかなやり取り。成都なら何て言うのだろう…食べたい料理、メモ帳に記して指差し注文できるようにしておこう(笑)

12月なのに冷たい麦茶を飲んで待つ。

店の前を通るたびにいつもお客さんがいる鎌倉飯店。餃子ビールセットしたこともあります。私が訪れた時間には隣の卓でお父さんはもやしラーメン、いつものと言うおじ様は焼そば、向かいに座った紳士は炒飯でビール。あ、壁に「ごはんおかわりできます」うれしいねぇ。のどかな中華料理店です。

お待たせしました~。来ました!

鎌倉飯店
鎌倉飯店 日替わり青椒鶏丁定食

お盆に乗った青椒鶏丁定食はアラ素敵!お櫃ゴハンにライチもあってちょっと良いところのランチです。中華のランチでおひつでごはんがでてくるなんて初めて。まずゴハンからパクリ。おいしい。程よい炊き具合でそのままでおいしい。

さて、青椒鶏丁は約1.5㎝角の野菜と親指の爪くらいの鶏肉がコロコロとし、箸で食べやすい細切りの青椒肉絲と見た目がだいぶ違う。が、青椒鶏丁と青椒肉絲のワタシのイメージの共通項、緑のピーマンを食べると、ああ青椒肉絲のピーマン。

本場の青椒肉絲はピーマンではなく、青唐辛子で激辛だそうなので、この青椒鶏丁のピーマンも日本ならではなのかもしれないけど、コレはコレでウマい。

鎌倉飯店
青椒鶏丁

鶏肉が小さいのにパサつかず、グニャグニャでなく、程よい弾力。ピーマンに目が行きがちだけど、ゆり根?のシャクっとした歯応えが良きアクセント。

オンザライスで更に光るコメと味付け

コロコロなので、お箸でパクパクとひとつづつ…面倒なのでレンゲでオンザライス。茶碗でご飯と共にかきこむことでごま油、生姜、オイスターソースにコメの香りが鼻腔並びに口腔内へ流入。上品なオイスターソースのコク、コメの甘さがたまらんなぁ。

オンザライス
オンザライス

箸休めに漬物を齧ってリセットしてはオンザライスを繰り返す。

オイスターソースだけじゃない、あまいんだけど、やわらかく、ふくよかで米と合う。合う!ごはんが旨いから余計にウマいんだ。二杯目をお櫃からホイホイ。米の山を崩して山頂のお宝を混入させる。ああ、細かなネギ、最初に炒めてるのか?端っこがほんのりコゲてる甘さとコクを生んでいそう。

スープもおいしい

フガフガちゃかちゃかとオンザライスしたわけですが、合間にのむセットのスープが旨し。スープは上品な鳥に柔らかなほうれん草が漂う。醤油の香りから鳥だし、ネギからのほうれん草~

お櫃でおかわり

すみません、ご飯を。このうまいご飯、おかわりがホントうれしい…心置きなくオンザライス。お櫃でおかわりなんて旅館の様です(笑) 腹を満たすためでなく、青椒鶏丁の載ったおいしいコメの山を味覚に任せて好きなようにかきこむのはシアワセ。

鎌倉飯店
お櫃おかわり可でとってもお得な鎌倉飯店の日替わり

デザートにライチがふたつ うれしい。剥きやすく皮に切り込み入。お口さっぱりして美味しかった。

日替わり定食なのに、非常に高い満足感

おいしい米、おいしいオカズ、おいしいスープに、食後のフルーツ。ほんとに良い食事をとったなぁと大満足で店を出ました。

店の前の蝋細工の色あせた見本、青椒肉絲が1600円だったかな。ちゃんとした中華料理店の値段ですね。納得です。そして、日替わりランチ820円は超お得!

今や懐かしの料理見本
今や懐かしの料理見本

本場四川はどうなんだろう?チンジャオロース=青椒肉絲とカタカナから自動漢字変換してくれるほど日本に馴染んだ料理の源流はどうなっているのか、たいへん楽しみです。

四川成都。本場の味が楽しみ!

実はギネスビールを飲みにアイルランド、ダブリンへ行ったことがあるのですが、JAPANがオシャレなブティック名だったりして、和食店もクールなお店でした。日本が流行っているなと感じました。そんな時に目抜き通りの日本料理店で飲んだ味噌汁は…

パクチーにミートボール入りだった

あわわ…アイルランドまで伝わった味噌汁は…おいしくなかった(笑) まあ、無理もないよね(笑) 日本人の中華料理、陳建民さんのような人がアイルランドに日本食を伝えたわけではないでしょうからね…

大船の青椒鶏丁₍四川料理?₎はとってもおいしかった。四川、成都ではどうなのか、麻婆豆腐、回鍋肉、青椒肉絲…。写真で見る限り、色が、違う。野菜が違う。ワクワクです!

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