横浜の駅弁、崎陽軒のシウマイ弁当の崎陽軒の崎陽軒食堂。蒸したてのアツアツ焼売だけでなく、炒飯、野菜ラーメン等、全て高レベルでした!
激戦区横浜駅東口の崎陽軒中華食堂
横浜ベイクォーターでシーバスの往来を眺めながら友人とお茶。盛り上がったところでお腹が減る。
眺めがウリのお店でおしゃべりを楽しんだ後は、メシがウリのお店でと、東口でランチ検索すると、沢山のお店。その中で目を引いたのが崎陽軒食堂でした。あの、焼売弁当の崎陽軒?!神奈川県民なら誰もが知る崎陽軒の食堂?同じく神奈川県民のお茶した友人と共に興味津々。実は、シュウマイ弁当には食べ方本が存在するほどの認知度なのです。
駅弁のシュウマイ弁当を作る崎陽軒
この本は友人の見舞い用に購入。大変好評でした。
『食べ方図説 崎陽軒シウマイ弁当編』はシリーズ2冊が既刊。
2017年の夏コミで初披露した第1号(写真上)に「食べ方」が紹介されているのは、「タベアルキスト」のマッキー牧元さん、雑誌『dancyu』植野広生編集長、漫画家のおおひなたごうさん、放送作家の小山薫堂さん、ミシュラン二つ星レストラン「傳」店主の長谷川在佑さん、そして崎陽軒社長の野並直文さんなど。さらには『孤独のグルメ』原作者で知られる久住昌之さんのインタビューまで掲載されている。同人誌としては豪華過ぎるキャスティングだ。
看板メニューはシウマイ定食
場所的にはJR京浜東北線 横浜駅から歩いて3分のところにある「崎陽軒中華食堂横浜ポルタ店」。崎陽軒本店のすぐ隣にある中華食堂だ。看板メニューのシウマイ定食では、メインに春巻き、サラダ、ライスにスープに加え、できたてのシウマイが6個堪能できる。メインは八宝菜、エビチリ、牛肉とピーマン炒め、酢豚、かに玉、レバー炒め、鶏のから揚げ、鶏肉の甜面醤炒めと選べる。ひとりならシウマイ定食に迷わずするが、メインを何にするかで悩む悩む。
メニューに専門用語的な料理名称がないのは中華食堂だからかな。隣接する崎陽軒本店が逆に気になりました。悩んだ末、レバー炒め定食をひとつ、あとは単品を選ぶことに。
一品料理 シウマイ盛合せ
麺類、飯メニューのトップを飾るのはサンマーメン。あんかけの野菜炒めがのる神奈川県ならではのラーメンです。一品料理ではいかにも中華食堂のメニューが並びますが、シウマイは盛合せ、昔ながらのシウマイ、特製シウマイと強い。シウマイ盛り合わせにはエビシウマイ二個・カニシウマイ二個・特製シウマイ二個、昔ながらのシウマイ4個の盛合せ。コレは当然注文。
シウマイ盛合せ、野菜そばをチョイス。メニュー下部の+220円でミニ炒飯セットを追加。
レバー炒め定食
おお!結構なボリュームのレバー炒めに春巻き二本、シウマイ6個が立派。ライスもおかわり無料という。私は1,000円を超えるランチには、味でも量でもいいのですが、驚きを期待するのですが、この定食は食べる前から期待以上のランチでした。
レバー炒め 絶妙の火加減でレバーはプリ、モヤシなどの野菜がシャキッ!と炒められて実にウマい。ごはんは気持ち硬めで私好み。コレが炒飯にどう化けるのか楽しみ。
春巻き 皮はパリッとして中の餡とのバランスがいい。豚肉にタケノコの歯ごたえ、シイタケの香り、パリパリという皮の食感…サイズ感も超スキ。単品で春巻きとビールで飲むのもアリ。
シウマイ 定食の焼売は昔ながらのシウマイと書いてあった。パクリとすると、ああ崎陽軒。蒸したてだから、お弁当のシウマイよりも当然温かく、弾力と肉汁をほふほふと楽しめます。パクパクとあっという間に6個食べてしまう。盛合せを頼んでおいて正解。
スープ 上品でホッとする中華卵スープ。中華食堂とは言うけれど、××食堂では出てこない澄んだ色の卵スープ。
シウマイ盛り合わせにはエビシウマイ二個・カニシウマイ二個・特製シウマイ二個、昔ながらのシウマイ4個。どれもオイシイ。が、何気に昔ながらのシウマイが最終的に私はやっぱり好きかな。一度比べて食べてみることをお勧めします。
野菜ラーメン+半炒飯
おおお!このラーメンはスゴイ。コレを野菜ラーメンと名付けますか?中華料理店の叉焼、海老、きくらげに、飾り包丁が入ったイカ、たっぷりの野菜たちがにぎやかに器を彩ってます。しかも透き通るスープの色で白菜、イカの白さが引き立つ。なぜに色の濁りがない?スープは上品な塩味で載っている具たちとの馴染みというか一体感があって、野菜の優しい味で、縮れた細麺をすすれば、ああ、野菜ラーメンだと納得でした。
半炒飯 コレが220円で追加できるならしないと損です。はらりとしながら、パサパサではない炒飯。単品で炒飯だけっていうのもシンプルで幸せかも。
ごちそうさまでした
中華食堂とし、定食スタイルをとっていますが、レバー炒め、春巻き、野菜ラーメン、炒飯は普通の食堂、ラーメン屋にはあり得ないレベルでした。あえて中華食堂となのり、日本人庶民に分かりやすい料理名で食べやすい価格で本格中華を食べてもらいたいのかなと思う崎陽軒中華食堂でした。
お店の造りや雰囲気は高級店ではないけど、実においしい中華のお店だと感服しました。再来してまた楽しみたいと思います。