二千メートルを超える苗場山ヒュッテで岩塩プレート焼肉をやってまいりました。焼肉と韓国風モツ鍋、キュウリとわかめのサラダ、ごはんが主なメニューです。
5名で一泊二日。夜ご飯と翌朝の朝食の材料です。
メニューは…
- 岩塩プレート焼肉(肉、ズッキーニ、シイタケ)
- 韓国風モツ煮ー〆ラーメン
- ソーセージとアスパラのボイル
- キムチ、漬物
- きゅうりとわかめのサラダ
- ごはん
結構な食材の量になりました。
冷凍肉の保冷、パッキング:下界日中26度12時間
肉を凍らせてどのくらい持つのかがわからなくてやらない人もいるかもしれません。参考にしてください。
この日の気温は海老名の気象庁データで早朝20度、日中の下界26度。冷蔵庫から夕食に時間までおよそ12時間。
肉は1.8㎏。トレーを外して店のラップのまま。冷凍庫内でパッキングしやすいように平らに冷凍するのがポイント。解凍時にドリップが出るかもしれないのと保冷を考慮してコンビニ袋に入れて、銀マットでできている100均保冷バックに入れました。
100均の保冷バックが便利
30cm×38cmの大型アルミ保温バッグはマチも18cmあるので、ワインボトルや2Lのペットボトルも二本くらい余裕で入ります。軽く、一応水漏れもしないし、帰りはぺったんこになるのも便利。
前夜4時ごろ冷凍庫から出して、結果から言うと12時間くらいは大丈夫でした。むしろ解凍を待っての調理になりました。ザック内、パッキングの位置はザック上部中央にストンと縦長に。飲み水用ペットボトル500を二本凍らせて肉の上にのせて保冷。この二本の氷ペットボトルは雨蓋₍ザック上部₎の直下で登っている最中に溶けて飲みました。
夏場でも大丈夫
冷凍時に平らに冷凍し、肉と肉の凍ったブロックを重ねて保冷パックに入れたので上部に入れたキムチしか溶けず、調理は解凍待ちなほどでした。不揃いでひとつずつの冷凍食品を保冷するより隙間なく重ねて保冷の持ちがイイのは大きなロックアイスが溶けにくいのと同じでしょう。ちなみに夏の北アルプスで焼肉も大丈夫でした。
山頂ヒュッテテラスで調理開始
苗場山山頂ヒュッテのテラス席には白く、きれいなテーブルが並びます。「テーブルは焦がさないように」と山小屋の兄さんに言われ、風防に持ってきた天ぷらガードを下にひいて調理。端っこを折り曲げれば風防にもなって一石二鳥。Tさんが風防を持っていて助かったのと、風がなかったので影響は少なかったです。テーブル席での調理を考えるなら当然でした。
3バーナーで同時進行。迫力でした。炊飯の音が聞きにくい弱点がありましたけど。鍋は毎度の使い捨てアルミ鍋の20㎝3枚。重ねて持ち運べるのもメリット。蓋は一つしか持っていないので、足りない分はアルミホイルで代用。
速攻つまみ用のボイルウインナーとアスパラ
登山口へ向かう途中、とれたて野菜のお店があったので寄って買った食材のアスパラガス。おばちゃん曰く、ウチのは柔らかいから…と皮はあまり向かなくていい₍1/3くらい₎と言ってたけど、ちょっと筋残って残念。
ボイルソーセージは定番。調理しながらつまむには最適。ちゃんと粒マスタードも持ってきました。
辛いモツ鍋はOさんに一任。豆板醤、コチュジャン、豆鼓醤、鶏がらスープの素、砂糖にシマチョウ(牛の小腸)、スーパーのモヤシ炒めセットで煮込みました。平塚で多店舗展開する肉の石川の牛のシマチョウ(小腸)は初めての購入でしたが、高級肉も取り扱うお店だけあって、シマチョウもおいしい。臭みがなく、中はぷるぷるコク深い。
雨で小屋の中へ
ガスガスで安定?していたのですが、パラパラと雨が落ちてきました。この日、宿泊は私たち5人パーティと一名の男性のみでしたので、本来なら使えない小屋の食事を食べたりする休憩室を使わせてくれることになり、非常に助かりました。お客さんのいない平日でホントにラッキーでした₍ホントは玄関の土間で煮炊きすると聞いています。あくまで他にお客さんがいなかったための特例)
岩塩プレートの出番
岩塩プレートは4枚で、コンロに遠赤外線発生の金網をおいて、100均の網の上で並べて加熱。最初は様子見でズッキーニを焼きました。ほんのりと付く塩味が柔らかくうまかったです。ちなみにズッキーニはアスパラと同じく来る途中で買いました。
安いバラエティー焼肉セットでスタート。いけるとやや胃に肉を入れたところで…国産牛の牛タン!ようやくお肉の解凍がすすみ、牛タン、カルビとすすむ。
岩塩プレートで焼いた肉には適度に塩味が付き、肉の味がよくわかりました。ひとまずスタートで焼いたバラエティーセットの肉はそれなり、国産牛軍団ははっきりとウマいとみな絶賛。塩味がどうなるかわからなかったので、塩胡椒も用意しましたが、調理中に胡椒を振るだけで十分でした。
肉、ちょっと買いすぎちゃったかな。バラエティー焼肉セットが不要でした。ペースが落ちて、目玉のブロック国産牛モモ肉がお腹いっぱいで、翌朝にコンバート。
つまり…朝から
いきなりステーキ
生涯で一番高い自炊朝食(笑)
朝食はいい景色を満喫散歩した後に、国産牛モモブロックステーキとスープの残りで雑炊。肉は6面を焼いた後、岩塩プレート上で切り、各自、好みの焼き加減でいただきました。
岩塩プレート効果は高い!
このブロック肉はせっかくだからと張り込んだ肉塊。100g1,000円を超え、一塊で4000円オーバー。厚さは5㎝以上の真っ赤なモモ肉ではなくて、こまかな脂が入ってた国産牛モモ肉は柔らかく、キメが細かい。岩塩のミネラルのおかげか、牛の味を堪能。さらりとした脂がじんわりと口内に広がって至福でした。
中側のレア気味の状態でも温かい状態で、岩塩の遠赤外線効果もあったと思います。外側のカリっとした状態も、レアも本当においしかった。塩味については食べやすい大きさにカットして岩塩プレートにちょいちょいと触れさせることでちょうどいい塩味でちょうどよかったです。
山には鍋がいい
今回は
韓国風モツ鍋→モツ鍋ラーメン→カルビ肉ラーメン→朝食にシメの和風雑炊
終始卓上でメンバーの胃袋を温めてくれました。ずっと鍋は食材を足されて徐々に変化していくので、飽きない。おつゆとして飲んでもいいし、ラーメンともごはんとも相性がいい。複数人のパーティ食事では食べる量にも個人差があるので鍋でバランスもとれる。いい事ばかりだなぁと再認識しました。
今後のための覚書
- スーパーのそのまま使えるカット野菜が鍋で便利。軽く、彩もイイ。
- 袋ラーメンはサッポロ一番塩ラーメンが評判良かった。粉末スープが味のバランスを取りやすかった。
- 辛い韓国風スタートにしたので、だんだん辛さが減った穏やかな鍋になるグラデーションが楽しめた。
- 雑炊は焦げやすい。要注意。使い捨てアルミ鍋はこういうときも便利。
- 骨付きの肉を冷凍で持って、モヤシとニラ、だしパック、調味料、ラーメンで軽量鍋
映像をまとめました
Originally posted 2019-06-23 15:08:47.