餅つきのお餅っておいしいですよね。ぺったんぺったん…昔やって楽しかったし、おいしかった思い出。食べたいなぁ。しかし、臼も杵もモチができる優れた家電もナイ。
臼と杵がなくても、お餅って家でできないかな？
そもそも、お餅ってどうやってできるんだっけと考えれば、臼に炊いたモチ米を入れて、杵でつくわけだ。ボールに炊いたモチ米を入れて、太くて重いもので杵のように突けばいい…。杵は一升瓶で代用。ボールはそのままだとモチがくっ付いて持ち上がるので、ガムテープで固定したらできる…カナ？一応、アイデアがつながりました！
お米屋さんに行ってモチ米を一キロ買ってきました。お正月を前に、お米屋さんの切り餅販売に人が並んでいました。そう。ふつうはスーパーの切り餅で、ちょっとお餅にこだわる人は手作りで作られたお餅を買うのです。
店主さんに自分でお餅をつくのでモチ米をくださいと言ったら、山形のヒメノモチという品種1キロ、２キロのウサギさんのパッケージの商品を紹介してくれました。実験なので1キロを選択。
モチ米の炊き方をお米屋さんで聞く
コメの砥ぎ方は軽くでよく、炊き方、水の量を聞くと炊飯と同じでイイとの事。ただし、水につける時間は長く、少なくとも半日との事。餅つきはモチ作り機械？と聞かれ、自分でボールに入れてついてみるつもりというと、さらに長く一晩漬けたほうが良いかもとのアドバイスでした。
早速モチ米1キロ税込み700円を買っておうちに帰り、いつもの炊飯量3合を軽量。モチ米を2回ほど水を入れ替えてといで、ザルにあけ、いったん水切りしてから、3カップの水を入れて半日以上…待てないで12時間で炊飯。炊飯はいつもの圧力釜でふつうのお米の炊飯と同じ火加減、炊き時間に蒸らし時間。電気釜でも同じでしょう。
お米と同様にモチ米を炊く
お米同様に炊きましたが、芯はなく、モチモチとしておいしい。モチ米の炊き立てをボールに入れる。ボールは重たい机にガムテープで固定。蒸らし時間に張っておきました。
臼はボールで、机に固定、杵は一升瓶にお湯を入れて代用
一升瓶にお湯を入れたのは、お餅が冷めると硬くなりそうだから…入れてみました。
ステンレスのボールには水を入れておき、時々水を付けて一升瓶、上下を混ぜるためのしゃもじを濡らしてべたつきを防止。混ぜてくれる人がいると…楽なんだろうけど、当てにしてた御家族はどっか行ってしまった（笑） ドンと突いてみると、餅つきと同じ光景でイケそうな感じ。
一升瓶＆ボールで十分に餅つきできる！
ドンと突いてはしゃもじで上下を返してドン！を10回繰り返すと炊かれたモチ米がひとつの塊になってきました。ペースを上げるのと、いちいち返さなくてもできるのかな？という手抜きでドンドンドンドンで水付け天地返しを繰り返しました。
かなりモチですが、つまみ食いしますと、まだ粒感が残っています。
一升瓶、お湯をフルに入れたので瓶の重さも含めて2キロはあるのでしょうか。なかなかのいい運動です（笑）モチがあるので、ゴンと当たる感触は全くないです。それより、水を付けずに突き続けると、モチの粘着によってボールが持ち上がるのをガムテープがこらえる力が結構強いですよ。布ガムテープでしっかり固定しておいてよかったです。
汗だくになり、すこし粒が感じられるといえばられるのですが、十分にお餅と言える粘りになったのでこれにて一升瓶は終了。
お餅の成型はバットに片栗粉
作業中を撮っておくべきでしたね。手が粉だらけでしたので、終わってからの撮影です。しゃもじでお餅をすくってバットの片栗粉に落し、ころりとすると片栗粉がついてベタベタが止まり、やわらかお餅の完成。一応、木の受けにも片栗粉ひいていますが、下とも、お餅同士もベタついていません。
できたてのお餅でダイコン餅うまし
つきたてのお餅に大根おろし＆お醤油で大根餅にしていただきました。非常にシンプルでうまいですね。モチ米の味がちゃんと楽しめるのは自分で買ってきたモチ米という事と、自分でついて混ざりもの無しだからなのでしょうか。汗かいてついた甲斐はあったなと思います。
あんこ、きな粉、磯辺焼き、雑煮に！
あんこを用意しておいて、出来立てのお餅で和えて食べたかったなぁ（笑）きな粉、黒蜜もイイかも。思いがけずちゃんとお餅ができて₍最初からできる予定ではありましたけど₎できてからアレもコレもと思い浮かぶのは想像以上に自分で作ったお餅がおいしいからかもしれません。
モチ米は入手がそんなにむつかしくありません。ボールも、一升瓶も一般家庭の代用品です。年末年始、家族で交代しながらお餅作りしてみると楽しくておいしいと思いますよ。私はお雑煮に入れたいなと思い頑張ってみました。
明日の朝はお餅焼いて磯辺焼き。楽しみだなぁ
Originally posted 2019-12-31 01:07:58.