パーティ3人以上 昼ごはん

お山でナポリタン🍝流行のパスタ水浸し法の運搬アイデアとコツ

乾麺の袋パスタを水に浸しておくと時短になる…。ためしてガッテンにとどまらず、色々な媒体で急速に広がったスパゲッティの茹で方です。アレ、やってみました?やり方は知っているけど、やっていない方多いですよね。そもそもパスタ茹でるのに家でそんなに急がないし、さらに言えば水に浸しておかなくては時短にならないですから…

ワタシ、やってみたのですが、何度か失敗しました。お山で初挑戦はかなりリスク高いです。参考にしてみてください。

パスタをペットボトルに水浸し

半分に折ってパスタをペットボトルに水浸し。 太さは1.7㎜

お山でナポリタン(トマトソースパスタ)の作り方。

超ダイジェスト的に全体的な流れを先に言いますと…水浸しの麺、トマトソース、具を持って上がり、それぞれ加熱して合わせていただく。具は刻んではこぶ。鍋は使い捨てアルミ鍋で軽量化と手間を省く。

水浸しパスタ

調理の数時間前にパスタを密閉容器に半分に折って入れて水を入れる。太さはごく普通の1.7mmスパゲッテーニでも、早茹で2mmでも大丈夫。仕上がりは通常よりモッチリ麺になります。

500ccのペットボトル、もしくは密閉容器に入れ、みずを上まで入れて放置します。ジプロックを使う場合は漏れに注意する必要がありますので、ペットボトルが便利だと思います。塩は入れません(加減がよくわからない為)。500㏄のペットボトルですと3人前まで入ります。ちなみに口の太さがほぼ一人前の量になりますのでパスタメジャー無しでもペットボトルがあれば大丈夫。茹でるお湯はペットボトル分だけでは足らないです。お山での調理には100‐200㏄ほど足せるようにテルモスなどで湯を持ち運ぶとスムーズ。

3時間後の吸水しきったパスタ。

試作の3時間後の吸水しきったパスタ。 一晩おいても特に差は感じず。

麺を出すにはペットボトルはカットする。
口からは出ないのでカットして取り出す。水のペットボトルが薄くて切りやすい。

ペットボトルの中でみずを吸った麺はふやけて出てきません。茹でる際は、まず、麺の浸し水のみを鍋に入れ、沸かし、ペットボトルはナイフかハサミで切って沸いた浸し水に投入。ココでポイント2。水が漏れず、持ち運びやすいペットボトルですが、いざ、麺を出そうとしてもでません。ひっくり返して無理に押し出すと麺が圧縮、飛び散り、悲しい結果になるので、ペットボトルをつかうならば、切って開けるのが早い。

おうちで試作のトマトパスタ。
おうちで試作のトマトパスタ。浸していた水からの加熱で出来た。塩でゆでない分、間が抜けた感じ。麺の食感はモチモチしてイイ。

試作での問題点

水に浸した数時間後、麺を茹でるわけですが、実は、ゆであがりがすごく早いのです。お家だとあっという間で試作時にびっくりでした。麺は熱が加わるとすぐに白から透明に変化してスグにゆであがりですから、素早く混ぜながら麺全体を加熱しないと麺の仕上がりにバラツキが出てよろしくありません。コレ、おうちではテフロンのお鍋とかで混ぜながらカンタンにできることが、お山だとムツカシイ。白い麺全体に熱を加えるのが、風が強かったり、気温が低かったり、鍋が薄い分、熱伝導が悪くてうまくいかなくてこびりついたりすると予想。

  • 麺の塩味がたらない。普通、パスタをゆでるときに入れる塩が入っていないので味が足らない。コレは麺を加熱するときに塩を振りかけて加熱することで二度目の試作で解決。
  • 水浸しパスタの茹で上りが早い。具、ソースを先に用意しておく。また、山では火が安定しないのと、鍋が薄く、熱伝導が悪く、麺がスムーズに加熱できない可能性がある。

山ナポリタン準備

今回の調理器具。炒めたり混ぜたり様に軽くてコンパクトもんじゃヘラ。隠れて見にくいですが、パスタの盛り付け様にスプーントング、加熱用にアルミ鍋3枚。

クッカー:ひとりか二人なら通常のクッカーセットの大きい器で調理できると思います。6人となりますと…6人分のパスタを調理できる鍋…ウチにある、煮魚もできる様な軽いアルミ鍋の重さを計ってみると、蓋も合わせて1000g。取っ手もあり、調理しやすいけどね…。炊飯でも大活躍の当クラブ推奨の使い捨てアルミ鍋。いっぺんに作れなくても分散して使えばイイかと3枚で重量を図った結果が…↓↓↓↓

三枚で115gこの軽さハンパない(笑)

荷物を分担して持って登ることを考え、軽く、手間のかからぬ使い捨てアルミ鍋を今回も採用しました。ちなみに、6人対応のアウトドアコッヘルセットを使うと1.5㎏くらい。やはり使い捨てアルミ鍋です。以前買った100均の鍋蓋もピッタリ。

バーナーはキングギドラ(歩林トリプルバーナー)

6人となるとソコソコの量。荷物分担して協力ごはん。このほかには麺とソーセージ、野菜


麺:乾麺で700g(7輪)500㏄ペットボトル3本に3+3+1輪で水で満たして運搬。今回参加6名は男女3名ずつ。 ひとり1輪だとちょっと足らないかなとおもって足しました。また、全部で7輪を超えると、アルミ鍋に入らない可能性も感じて自粛。当日、ナポリタンのほかに食パンチーズフォンデュがあったため、 ちょうどよかった。

ソース:トマトソース2種。これにニンニク、ソーセージの旨味で調理した方が下手なレトルトよりウマいと思う。

具:ニンニク半玉、ソーセージ400g、ピーマン3個、玉ねぎ1玉、ブナピー1株

調味料:粉チーズ、タバスコ、塩、 オリーブオイル

実戦!冬山ナポリタン🍝

お山でパスタ調理中
お山での本番。麺、具、ソースと分担。そのため、バーナーは3セット同時使用。

3/18日、八ヶ岳をはじめ、富士山、中央アルプスも望める飯盛山で実践してきました。サイコーの天気で風はさほど強くないですけど、雪に覆われた環境で、火力が出ません。特にヘッドタイプのバーナーはガス缶が雪上で冷えてしまいます。風防用に持ってきたダンボールを急遽下敷きにして調理。

麺、ソース、具と3人体制。具は刻んでおいたニンニクをオリーブオイルで香りを出して、ソーセージ、野菜類を炒める順。ソースはシンプルにトマトソースを加熱。そして麺は浸していた水とテルモスのお湯を沸かして塩を足して、3人分、4人分と2度に分けて加熱。思ったより水を吸った麺がほぐれず、苦戦。お湯をもっと用意しておくとよかったかな(;^ω^)。

ふたつの鍋でトマトソースと麺を絡める。
第三の鍋はトマトソース。仕上げにふたつの鍋で麺を絡める。
雪上ナポリタンじゃがりこポテトサラダ添え
雪上ナポリタンじゃがりこポテトサラダ添え。
ポテトサラダはじゃがりこにお湯を入れて混ぜただけ。おいしかったですよ。

2度に分けての麺茹でとなり、すこし予定通りとはいきませんでしたが、評判は上々でホッとしました。モッちりとしたナポリタンをたっぷりと6人でおかわりして満腹。次回は更においしくできる改善点も得られたのは良かった₍?₎

冬山のいい景色でナポリターン
冬山のいい景色でナポリターン
トランギアと使い捨てアルミ鍋の相性ってよさそう。

Originally posted 2019-03-23 23:13:04.

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