香港でランチといえば飲茶。もともとお昼の料理なんですね。庶民のお店も沢山あるみたいですが、この日訪れたのはRoyal Plaza hotel Di King Heen 帝京軒。
重厚なエントランスのホテルで、風格と歴史を感じずにはいられません。庶民のワタシはちょっと背筋が伸びる感じ。しかし、そんな庶民にもドアマンがにこやかに重い扉を開けてくれますのでご安心を。
レストランはいくつか入っているようですが、飲茶の帝京軒はエントランスから近い一階にあり、お昼時ということもあってほぼ満席。ワタシ、XX軒というと街中華を想像してしまうのですが、ココは香港。高い天井で優雅な空間でした。
ちょうどひとテーブル空いて、着席できました。大きなテーブルが沢山。野球のドラフト会議の天井を高くした感じ。周りを見るとお出かけ着の方々ばかり。特別な日に利用するレストランのようでした。予約ができるなら予約した方がいいと思います。宿泊のホテルのコンシェルジュに相談するといいかもしれません。
謎の饅頭から始まりました…。注文してすぐ、これなんだっけ？叉焼まんだった。かわいいサイズでしたけど、深い味わい。中を撮るべきでしたね。
食べなれた叉焼という料理が別次元。何かが特出していない香辛料、肉の食感、旨みが噛むほどに出て来てたまりません。
コレ何かわかりますか？出てきたとき、かわいらしさにデザートかと思いました。コレは里芋の揚げ物。細かい衣がサクサクとして、中はしっとりホクホクの里いも。
ワタシは料理の見た目ってあまり気にしない方ですが、普段、何だろうと思わせる技術、意外性を与えてくれることってあまりないですよね。正直、味には関係ないと思いますし…でも、こういう技巧で楽しませてくれるのが高級店なのではないかと、心でも楽しめた一皿でした。
ダイコン餅。日本の居酒屋でも出てくるおなじみの大根餅。叉焼以上に別次元。
米粉の焼きそばみたいなやつ。モッちりとした麺？と具が上品なソースで炒められてたまらん一皿。
蝦餃子。プルプル海老ちゃん、生地が透き通るようであり、しっとりしてて赤ちゃんのほっぺみたい。こんなにウマいのか…うっとり。
スペアリブ！日本ではなかなか食べられない中華のスペアリブ。濃厚でうまみの塊。一番好きかも
餃子スープ。恐ろしく上品で高い素材のダシを使っているのだろうなと思いました。とっても高貴。
キャビアの乗ったエビ焼売。ホント、ニチレイとかそういうエビ焼売のはるかかなたの源流に近いところに燦然と輝くホンモノなのではないかと私的には思いました。ひと口で至福の焼売。
実に様々な味を少しずつ楽しめる飲茶。そのひと口の焼売がものすごくウマい。歴史ある高級店はこういう一皿一皿がすべてハイクオリティで、せっかくの海外旅行で一生に一度かもという食卓を鮮やかに記憶に残してくれている。
半年以上経過して思い返すと良くわかる。それゆえに今日加筆しました。
ナニ？というほどそっけない見かけのデザート。白鳥を模した里芋の揚げ物で魅せた超絶な技巧があるにもかかわらず、このデザートのシンプルさは際立ちました。そして、ウマいんだな。ありえないほど…
マンゴープリン。最後の最後までクオリティーが高いのが高級店だ～。色々食べてお腹いっぱいという状態でも、口当たりが良くてさっぱりとするりと入るウマさ。しつこくないけど、物足らない事もない。色々考えられているんだろうな～
つぎつぎと料理が運ばれるたびに、驚きの声が上がる美しさとおいしさでした。食べなれた大根餅のうまさ。金華ハム使われていたそうです。目を奪われた白鳥のようなかわいらしい里芋の揚げ物のおいしさ。蝦餃子、シュウマイ、スペアリブ…ガチョウもうまかったー。かなり上のクラスの飲茶を堪能いたしました。
Rolyal plaza hotel Di King Heen 帝京軒
Breakfast Mon – Sat: 7:30am – 11:00am Sun & Public Holidays: 7:30am – 10:00am Lunch Mon – Sat: 11:00am – 3:00pm Sun & Public Holidays: 10:00am – 3:00pm Dinner Mon – Sun: 6:00pm – 11:00pm Location: Level 3 Hotline: (852) 2622 6161
おやつに立ち寄った甘味処の豆花（お豆腐に小豆）
この日も香港満喫でしたー！