山のキオク

夜明けのオリベスク!鳳凰三山(薬師岳、地蔵岳、観音岳)テント泊 2018.7.13

今年の7/13-14のキオク

鳳凰山
山梨県の南アルプス北東部にある3つの山の総称である。後述の通り、鳳凰山とはどの山を指すのか歴史的には諸説あったため、地蔵岳・観音岳・薬師岳の3山の総称として特に鳳凰三山とも呼ばれる。南アルプス国立公園内にあり、日本百名山、新日本百名山、新・花の百名山および山梨百名山に選定されている。 ウィキペディア
標高 2,840 m
初登頂 1904

今回も平日登山サークルのみんなとの一泊二日の山行。南アルプスと聞くと、すこし山をかじり続けた大學時代のイメージで、北アルプスに比べて整備がされていなくて上級者なイメージでしたが、この鳳凰三山は案内もしっかりしていて(百名山で人気があるためかもしれませんが)、危険は感じませんでした。今回は晴天にも恵まれ、遠くまで見渡せたなかで感じたのは山がデカい事。当たり前なんですけどネ。山がデカいとは登った仲間の言葉ですが、薬師岳からドカンとした向かいの山並み、北岳を見ると山頂から裾までが全部見えて、緑がすごく濃い。自らが歩いた地蔵岳、観音岳、薬師岳の巨岩を含む尾根もドンと太く力強い。だからデカいと感じるのかもしれません。地元、神奈川県西部には一番近いアルプス。南アルプスの今後の山行がとても楽しみになりました。

初日は青木鉱泉まで車で来て、ドンドコ沢を登り、鳳凰小屋泊。眺望はずっとナシ。何度の滝が唯一の楽しみですが、正直、後半は飽きて来るほど長く感じました。景色があまり変わらなかったのと勾配がずっと急だったのも精神的に苦しかったですね。曇り空だったので、もし晴れていたら滝でもっとリフレッシュできたのかもしれませんが…

鳳凰小屋は古くて大きくはないけど、しっかりしてて、薄暗い小屋の中で電球の灯りに床があめ色に光ってた。ストーブがあったり、何十年も変わらない景色なんだろうなと落ち着くする空間でした。私は木々に囲まれた砂地のテン場にツエルト泊。稜線ではないのと周りの樹木でツエルトでも大丈夫でした。夕食はみんなとスキヤキ

翌朝はオベリスクでご来光を目指して3時発だったかな。視界が開けるまでたまに街の明かりが見えたりしてそれほどヒマしなかったし、視界が開けてからは星が見え、空の黒に徐々に藍が入っていく晴天。オベリスクの雄々しいシルエットが右頭上に見えて感激したが、見えてからの砂地の急斜面がツラかったですね。空の明るさに急かされて何とか登った印象。

地蔵のある稜線に出て、日の出タイム迫る。喜びも短く空荷でオベリスクへへばりつく。北岳をはじめ絶景も、登りきらないと朝日が見られない左からのらせんルートに再度急かされる気分でした。東の水平線には雲がありましたが、美しい日の出を巨岩の上で凍えながら拝んで賽の河原でごはん。朝ごはんはこちら

北岳とワタシ

観音岳、薬師岳と絶景を楽しむ。日差しが強かったなぁ。そこそこアップダウンもありましたが、景色がすべて忘れさせてくれました。北もいいけど南アルプス最高!

薬師から青木鉱泉までの下りが長い長い。桃岩?だったか、巨岩があるくらいで、あとは眺めもない、滝もない。結構ヘロヘロになっての下山でした。巨岩の所でお茶を入れて甘いもの食べるとか、はっきり休んだら少しは気がまぎれたか?明るいところだったらその気になったかもしれませんが、天気のせいか暗く、じめじめ感じたんですよね。いやぁ長かった長かった。

昨年の北アルプス蝶が岳小屋泊絶景山行と甲乙つけがたい一泊二日の鳳凰三山となり、またひとつ良きキオクが増えました。ともに登った仲間に感謝。また登りましょ。

来週は八ヶ岳赤岳小屋泊。赤岳からオベリスクは見えるのか??双眼鏡持って登りたいと思います。

-山のキオク

© 2024 もぐもぐ日記 Powered by AFFINGER5