関東近郊山登りが悪天候回避のため、南アルプス北岳から山形月山へ急遽変更でやってきた山形県。急な変更で、ゴハンどころを移動中に検索検索。そういえば昔、氷の浮いた冷やしラーメンがおいしかったなぁ…。
月山インターの一つ手前、寒河江インターで降りて国道112号線沿いで飲食店を探し。寒河江市は市内を抜けると飲食店もまばら。そんな中で口コミ件数が多く、口コミの中に「冷やし肉中華」なるものを見つけたまるきやに興味を持つ。コレは冷たいラーメン?と思い、向かいました。
風格ある建物のそば処まるきや。開店の11時にピッタリに4人で入店。一枚板のテーブル席で歴史を感じる明るい店内。厨房は中が見えて、おばちゃま達が数名ピッピと動いてます。
初見のお蕎麦屋さんでトップが冷たい肉そばなら、そばを頼むのがセオリーかもしれない。卓上のメニューはこんな感じ。
中華麺類 何気に選択肢が多い。
そば、うどんと異なり、中華麺類は更に中華そば/五目中華/みそラーメン/ネギ味噌ラーメンがあり、選択肢は中華麺がいちばん多かったりする。後でわかりましたが、この辺りのお蕎麦屋さんではラーメンがあるのが普通の様で、ラーメン専門店が少ないとの事。
壁の張り紙 冷たい肉 そば/うどん/中華 680円
このそば/うどん/中華の選択可能は初めて見ました。コレを見て、おつゆはそば、うどんと一緒のイメージで、麺が中華なのだと確信。普段食べられないモノを食べたいので、私はつめたい肉中華をセレクトし、ゲソ天大を4人でシェアすることに。ひとりは温かい中華そばを注文。
ゲソ天大。
ゲソ天だけでなく、ナスやカボチャも転げ落ちそうに載っています。からっとしておいしい。4人でちょうどいい量で、値段を考えると安いと思います。
温かい中華そば
先に温かい中華そばが来ました。見るからに懐かしい、中華そばという名前がしっくりくる姿。逆からですが撮らせていただきました。懐かしく、シンプルでおいしいとT氏。スープを少しいただきましたが、鶏ガラの醤油味でおいしかった。
そして、冷たい肉中華
器は冷たいけど、冷え冷えではなく、記憶の冷やしラーメンと異なって氷は入っていない。
じゅるる。…鶏!そして、ほんのりあまい鶏をかんじるそばつゆでウマい!記憶の冷やしラーメンはラーメンスープの味でしたから、ちょっと違う。麺は程よい冷たさとコシで、ズバズバと快調に喉を通ります。
そして、肉、鶏肉がカタいが、ウマい。冷たい汁に入っているというのもあるかもしれないけど、ひき締まった肉の味で、噛むほどにおいしい。時折入るネギのシャキシャキと臭みが鶏の香りとマッチ。具は肉と小口切りのネギだけとシンプルなのに飽きないで食べきってしまいました。
帰宅後の謎。冷やしラーメンと冷やし肉中華
ホットペッパーの記事に見つけました。蕎麦屋で呑むシメに冷たい蕎麦に馬肉の煮込みの汁をかけて食べたルーツ↓
そして、蕎麦をラーメンにチェンジしたのが肉中華で、冷やしラーメンは別のもの(そばつゆベースではなく、冷たいラーメンスープに豚チャーシューが多い)様です。
肉中華と鶏中華
調べていくと更に分岐しました。
山形には肉中華というご当地ラーメンもあります。鳥中華の若鶏にたいして、親鳥の鶏肉がトッピングされているラーメンを肉中華というそう。 山形名物「冷やしラーメン」の誕生秘話&正しい食べ方 より
まるきやは…肉蕎麦、肉中華。
まるきや発信の情報はあまりないのですが、西川町の商工会のページを発見。
西川町では当店だけの「冷たい肉そば」は、通年を通しおいしいと評判です。かむ程に味のでる“とり肉”を使用しています。
まるきやはやはり蕎麦屋さんであるから、肉蕎麦を食べるのがベーシックなのでしょう。次回は肉蕎麦でキマリ!そういいながら、板そばとゲソの組み合わせと悩みそうだなぁ。