小田原/歩歩路 意外な見た目で洗練された美しい本格中華料理

今夜は小田原本町の可愛らしい店舗で、実は中華の歩歩路さん。

お店のホームページより

歩歩路でポーポールーと読む店名も可愛らしい。今日は予約、コースのみ中華のお店と聞いていましたが…全く予想外の店舗外観です。

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同伴の某幹事長と顔を見合わせ、『ここっ?』と誘ってくれた食べ友、珍さんに聞き返してしまいました。

店内、さらにオシャレ。この時期の中華料理店なら当たり前、壁に『冷やし中華始めました』などございません。シンプルで可愛らしい空間にジャズがさりげなく流れてました。

オシャレだー。が歩歩路さんの第一印象。我々男三人が異空間でした。

料理はコースでお願いしてあるのですが、コースというだけで何がでてくるのか知りませんでした。果たしてどんな料理なのか…楽しみでした。

飲み物は…自分と幹事長は瓶ビールで、珍さんは白ワイン。ビールグラスが薄くクリアで超軽量。飲口も良く、実においしい。

前菜

小田原鯵

酢で洗った鯵、キビを片面に付けて揚げた鯵、柿の種を衣に付けた小鯵。

コースは美しい和の印象の一皿からスタートしました。小田原近郊に住むわたしには馴染みのある食材の鯵。今まで食べ慣れたお刺身、唐揚げ等には無い鯵で、とてもおいしい。

スープ

澄んだ挽肉のスープ

コーヒーカップ?何かな?と覗くと、ふわっとしたモノがものすごく澄んだスープに浮いてます。珍さんの解説でこのスープ、ひき肉を使った手の込んだものだそう。凄く澄んでいるのにスープら確かに挽肉の旨味に溢れ、ふわっとしたのは挽肉。カラダがホカホカ、うまいため息がでます。

八寸

心おどる八寸

八寸と呼んでいいのかわかりませんが…

登場時、中年男子3人でも歓声があがった、華やかな大皿にひと口サイズの美しい料理達。和食の八寸のひとまわり大きい印象をうけました。

ハマグリ、竹の子、海老、クラゲ、ピータン豆腐、焼豚…

熱いうちにと言われた焼豚は左上から二番目。ほんのり中華スパイシーな香りで香ばしく、甘味とコクが噛むほどに広がって笑顔になりました。

右下の海老、何ソースかわからない、すごい濃厚でテラテラ濡れてまして、これだけでウマイのですが、かしゅっッと殻が割れると海老の旨味が負けずに出てきます。

竹の子、左の真ん中。他のと比べて、とても質素に見えて、味的にも、食感でも他のものと違うから、周りも、竹の子も両方が更に美味しく感じる。右下のクラゲも変化を楽しめました。

実に多くの『華』が並び、目移りし、肉も魚も貝も野菜も、違う味付け、食感で、好みの順番で食べられる楽しさがありました。

共に食べる友の吐息混じりの声に、それは何食べてるの?コレたべた?コレって凄くない?といいあうのもお酒が進んで良かったです。

ブイヤベース

中華ブイヤベース

中華料理…だよね?というのを再度確認した、見た目地中海なブイヤベースがグツグツと登場。

先程の緻密に盛られた静なる大皿とは大違い。ダッチオーブンから湯気が朦々の熱々のエネルギッシュな一皿。

歩歩路さんの、一皿毎に驚きを与えてくれて、わぁ!と目を輝かせてしまう料理の構成、演出がホント楽しく、次は何だろうと自然と思います。

そういったものの、このブイヤベースはみた目、魅せ方だけでなく、ハンパない滋味にあふれ、力強い。後味に中華な感じが少しして美味しい。

そして具材それぞれが一番おいしいタイミングになっていて、煮え過ぎ、スープの出汁になってるとか無い。具材毎に違う美味しさを満喫できたブイヤベースでした。

ラムチョップと野菜のグリル

ラムチョップと野菜のグリル

今度はスクエアな白い皿。フランス料理の様な立体的な盛り付けが美しい。

ラムチョップです。そう聞いて思い出したのが珍さんと食べた四川、リッツ・カールトンホテルのラムチョップ。アレは旨かった。

ラムチョップは若竹、ヤングコーン、オクラに彩られていました。手前のグリーンのソースはニラのソースでした。

ラムチョップを食べてビックリ。絶妙な焼き加減に四川の味を彷彿させるクミンと山椒などのスパイシーさ。似てる!珍さんと顔を見合わせました。

四川で食べたラムチョップがよりワイルドで、歩歩路さんの方が上品。そう感じました。本場の味って本場でないと食べられないものと思っていましたが、、小田原で四川の味を味わってしまいました。感激の一皿でした。

シラスと台湾海苔の炒飯

シラスと台湾海苔の炒飯

炒飯に台湾海苔?ここでもハテナがつきましたが、ひと口食べると、海苔の香りが適度にパラパラな炒飯とシラスを包んで、なくてはならない要素なんだと気がつきます。

そして、やや歯応えのあるシラスを噛むほどにシラスの濃い味がでて台湾海苔とハーモニーが楽しめる。ひと口ずつ、モグモグとじっくりと味わえる炒飯。

炒飯用お茶漬けセット

炒飯、お茶漬けセットが出てまいりました。なんとも優しげな表情の急須にはほうじ茶。カリカリ梅と共にサラサラと…

お茶漬け

全く別の料理に変身しました。お茶漬けでも台湾海苔とシラスが大活躍。

ハテナとサプライズを繰り返したコースも次がついにデザート。

デザート 塩パクチー杏仁豆腐

デザートとお茶

何ですって??塩パクチー?和かに説明してくださる店員さん。パクチー好きにはたまらない逸品とか…

杏仁豆腐の塩パクチー添え

右側がキウイで、左が塩パクチー、白が杏仁豆腐で載っている実はパクチーの実。

パクチーは東南アジアで慣れましたが…塩で杏仁豆腐ですか???

ちょいと塩パクチーをひと口。

ハイ!超パクチーの青臭さ、潮味が広がりますよ。私はキライじゃないけど、コレはパクチー苦手な人は一撃KOかもしれません。

続いて杏仁豆腐に塩パクチーを添えて…だと、甘いトロッとした杏仁豆腐と塩パクチーが不思議と合う。合ってる…。おいしい。不思議と後を引く、甘い、しょっぱい、パクチー臭い旨さ。

たしかに甘いもので塩キャラメル?とか色々あったような…。よく混ぜて、キウイを絡めて、臭さと言うより爽やかな感じが杏仁豆腐とマッチしてる不思議さ。二度目、三度目の方が美味しいかもしれません。

コースを食べ終えて

私がお店に入る前から、出たあとまで、ワクワクと美味しさの驚きを一皿毎に感じさせてくれたお店は無いです。

可愛らしいお店なだけじゃない。ホンモノの味を心地よい演出と笑顔で、味覚だけじゃない喜びもあったコースでした。

本当に満足した店は食後の幸福感が違う。季節が変わったらまた行きたいと思います。

歩歩路のお二人に感謝です。ごちそうさまでした!

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