真冬の登山アイテム選び

神奈川県の温暖なところに住む私が1/10のダイヤモンド富士を見るために夜明け前の午前4時本栖湖畔から標高 1,099 m に登った経験を踏まえての覚書き。冬山登山未満の内容です(笑) 冬キャンプのテント、シュラフなどのノウハウには触れていません。

当日の気温

携帯した温度計がなく本栖湖へ向かう途中の道路の温度標示からの得た情報です。本栖湖手前の温度表示の最後がー8℃で、更に登って冷えた?と思うので本栖湖キャンプ場はおそらくー8℃~ー10℃。本栖湖の標高が900mで、竜ヶ岳山頂はおよそ200m高い。一般的に100m高度が上がると0.6度下がると言われているので山頂の気温は-9.2℃~-11.2℃。風は0~5mくらい?あったと思うので体感温度は風速分下がると言われ、体感温度は最低-14.2℃~ー16.2℃だったと思われます。昨年は同じ時間に登って山頂で温度計‐10℃、風もほとんどありませんでした。

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寒さを一番感じ、困ったのが手

通常の山登りで使用している通年グローブ(モンベル、ワークマン、ユニクロなど)を各メンバーしていましたが、-10℃近いのでとにかく寒い。歩き出してから体が温まるまでドアに手を挟まれたような痛みを感じました。昨年は手袋を外して山頂(-10℃)で調理作業しましたけど、イタイ事はなかったです。そのあたりから本栖湖畔で‐10℃以上いってたのではないかと予想しました。そこまで寒いと五本指の通常のグローブでは体温の流出を止められない。冬用グローブか、スキー用?、オーバーミトンを重ねるか、アンダーグローブをつけるかが対策として有効。ベテラン登山者に聞いたところ、ワークマンでもなんでもいいので、薄手の毛のアンダーグローブか、防水用のオーバーグローブが安く、効果的だそうです

ジャケット

昨年は私は半そででした。元々私は暑がり、汗っかきなんです。今年は登りは体が温まってからはドライ半そでの上に化繊長袖。風のない樹林帯ではそれで大丈夫。そのくらいが寒さと汗のバランスが取れました。かなり個人差があるので、よく聞く脱げる、着れるように薄い重ね着ができるようにしておくのが重要と思います。プルジップのソフトシェルは尾根に出てから重ねて、山頂で更にダウンジャケット。仲間はハードシェルなどを着て、レインウエアで防風で足りました。

パンツ

登山用ロングパンツの下に機能性タイツで登りました。止まると寒いけど、歩いていれば大丈夫。山頂でゴアレインウエアを重ね履き。これでは全然寒かった。非常用に携帯したツエルトを巻いて凌ぎました。かなり有効ですが、ダウンパンツ重ね履きがベスト

靴、靴下 やっぱりウール靴下。履き替える。

靴はいつものキャラバンシューズ。靴下は、脚も人一倍汗っかきなワタシは登りは通年の登山五本指靴下で登り、山頂で汗で湿った靴下を脱いで、ウールの五本指靴下に履き替え。そうしたのは昨年、五本指靴下にウール靴下の重ね履きで登り、登頂後に汗で徐々に指先が冷えてずっと痛かったからなんです。そうなると小走りしたりして、体を温めるしかなくて…つらかった(笑)。こんかいはその経験をもとに汗かく前提で履き替え。くらい山頂で靴下を脱ぐのは勇気がいってしばらくはめっちゃ寒かったですが、ウールのおかげで足は徐々に温まり、その後は問題なし。脚の指先は寒さから守りにくいところで、初めての寒い登山ではとっても忘れがち。ウール靴下は数少ない手頃な防御対策です。靴を買うよりは安い。何かあってホント動けなくなったらシャレになりません。他のメンバーは冬用ハード系登山靴で寒さは大丈夫だったようです。暖かいけど、硬くて歩きにくい、いつもと違うところが痛くなる…本格的距離を歩く登山を前に試してみてよかったとの声も印象的でした。

首からアタマ ネックウオーマーが調節が効いて便利。

昨年は登頂してテーブルに着くまで被らず、登頂後は毛糸の帽子で大丈夫でした。 今年は帽子は尾根までは被らず、汗止めのサンバイザーのみ。尾根に出て、風にさらされて耳が痛くなり 、耳までカバーする冬用のフリースロシアンハットを深くかぶって対応。また、昨年も使ったフリースのネックウオーマーが幅がある分、首、喉から鼻、耳まで覆わせることができ、対応力が高くおすすめ。暖かい帽子とネックウオーマーがベスト装備です。普段、ハット類は被らない方も、-10℃を下回る世界では耳まで覆う防寒ハットを用意すべきです。耳、鼻は守らないと寒くて痛いですよ。

昨年と同じ場所、山で気温にして6℃くらいの差があった訳で、それだけ違えば着るものも変わって当然ですね。対応できた寒さでしたが、対応できなかったら…ちょっと怖いです。非常用に持ってきたツエルトが腰に巻いて防寒にも役に立ったのは良かったです。結局ダウンパンツを出さずにしのぎ切ってしまいました(何のために買ったのか…あほ)

スマホ、カメラの防寒対策

スマホは寒さで電源が落ちて使えない。。昨年の-10℃でも何人かダウンしていました。防水ケースを防寒目的で使用するとダウンしにくいです。首からかけて上着の中、カラダに付けておけば大丈夫。USBチャージャー用意が安全。チャージャーも冷えていると起電力が低下するので(温めれば復活しますが)外気に近いザック外側は避けたほうが無難です。

カメラも同様に寒さで電池が落ちる可能性は高いです。ポケットに入るようなら撮るときだけ出して使うのがよいかと思います。今回、私はミラーレス最小最軽量のPanasonicGM1ではなく、一回り大きいPanasonicG7(他のマウントと比べるとそれでも小さいですけど)。寒いところでの撮影は手袋を外さずに操作がしやすいのが大事です。カメラ、三脚にも氷が張り付く状況下で三脚につけて放置しても電源が落ちなかったのは意外なほど寒さに強かったですね。予備の電池はポケットに入れてスグに交換できる用意と、外部電源カプラーも携帯しましたが不要でした。アルミダイキャスト、金属外装のボディは熱伝導が良いですから寒さには弱いとおもいます。長時間屋外で撮影、移動などでしたら、いくつも予備電池を買うより専用カプラーでUSBなどからの外部電源がベストです。

レンズのクモリを防止するレンズウオーマーはUSB電源で使えるものを持っていきましたが、レンズは曇らず、使用する必要はありませんでした。空気が乾燥していたからかも。

三脚ですが、極寒地ですと金属三脚は素手で触ると凍り付くことが容易に起こります。ジッツオ、ハスキーの方は特にご用心。ウレタンの脚に巻くやつはそのためです。雲台も同様に注意が必要。とにかく手袋は外さないのがココでもポイントかとおもいます。

ガス缶 ノーマルCB缶でいかに安定した熱源を得るか

気温で言うと-10℃以下は寒冷地用のガス缶を使う気温ですが、今回も昨年に引き続きノーマルのカセットボンベで対応してしまいました。私の鍋用トリプルヘッドバーナーに加え、パーティメンバーの火器がカセットガスのバーナーだったため、予備も含め、アダプタを介して全員カセットガスに統一。昨年-10℃でもカセットガスで大丈夫だったのが経験としては大きく、そうしたのですが、、振り返ると危険なかけだったかも。今年は100均にてウエットスーツ地のペットボトルカバーを購入し、カセットガスにかぶせて運び温度の低下を避けました。凍り付いた真っ白い木のテーブルで天ぷらガード風防で囲んで点火。直後、不完全燃焼のオレンジ色の炎がやや大きく何度か上がりましたが、バーナーが温まり、100均保温カバーを外してバーナーの炎からの熱を加えると(近づけた)ブルーの炎は安定。はたしてどのくらいの低温までカセットボンベが使えるのかは不明。次回はさらに気温が下がる可能性を考えると寒冷地仕様がベストでしょう。風防は毎度の天ぷらガードでクラムチャウダーも滞りなく調理できました。ガスは1/3くらい残っていました。カセットガスは極めて低コストで助かります。

給水:水は0℃で凍り始める…

当たり前なんですけど、どんなに寒い時期にお山に行かないと忘れますよね。私もそうでした。歩きながらにしてザックから延ばしたホースでチューチューとお水が飲めるハイドレーションシステム。秋に買ったヤツで得意げに飲もうとしたら…でない。ロック解除どうだっけ?ザックの雨蓋が挟んででない?e-bayで買った無名品だからもう壊れた?などとマヌケに考えてしまいました。ザックからでたホース内の水が外気温で凍るんですね(笑) 商品を疑ってすみません。氷点下のお山ではハイドレーションシステムは凍って詰まります。ペットボトルをハダカで外装する場合も凍ることを想定すべきですね。保温用ウレタンで守るか、それこそとっても寒いところではテルモスで飲料水を凍結から守る事になるでしょう。お湯と飲料水用でテルモス2つもちとか厳冬登山では普通なのかもしれません。

冬山まではいかずとも、氷点下10℃をこえると夏山、秋山の寒い経験では想像を超えて寒かったんです。でも、この寒さだからこその景色があって、今度はさらに快適に楽しみたいと思って記しました。冬山経験者の方など、アドバイスありましたらお願いします。

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