ドライブで山奥まで来ますと、食事処に困ります。私たちは山登り、飯盛山の後の清里はごはん難民を経験。ほんとにお昼時を過ぎると集落があっても食べられません。今回、孤高のブナの中倉山登山の後に立ち寄った丸美屋自動販売機コーナーのうどんがおいしかったのです。
昭和の時代をお過ごしになった方はご存知かと思います。
なつかしの自動販売機コーナー。むかし、ドライブイン的に郊外の草むらの横にありましたよね？群馬にはまだ、そんな懐かしい昭和の面影が現役稼働中なのです。
ひと目でそれとわかる（昭和世代には）建物に現役の自販機が並びます。プレハブ小屋には窓が設けられ、街道側の長テーブルと椅子で座って落ち着いて食べられるのはありがたい。
群馬県みどり市東町花輪R122号沿い 丸美屋自販機コーナー
あ、トーストだ！うどんラーメンもある～(笑) 足尾銅山中倉山下山後のメンバーは昭和な世代なので懐かしの歓声があがりました。
うどんそばが2台あるけど、注意書きがそれぞれ違って、アタリに違いがあるみたい。大当たりエビ天、舞茸天ぷらに魅かれてこちらの一台に決めました。同行したお山の仲間はどれにしようか検討中。
500円玉は使えない
500円玉が登場したのが1982年。偽造500円玉が流行って、自販機でドリルで削られた韓国コインが出てきたっけ。ココの現役自販機たちはその世代のマシンだから500円玉が使えないのかもしれません。というか、天ぷらうどん、そばで250円って安い！コインを入れる。硬貨が機械を流れていく金属音が懐かしい。最近は硬貨すら使わずにスマホでピ！だもの。そして角ばった赤い液晶の金額表示。いちいち昔はこうだったと懐かしんでしまいました。
ぽとん！と皿が落ちて動き出した。
この電光掲示！数字が…なつかし。25秒って早い。
隣では仲間がトーストを購入した模様。
隣のトーストも焼きあがり、アチッっと声が。テーブルであんマーガリンのアルミホイルをはがす。200円どそうです。
実食！自販機のうどん＆トースト
うどん、ややほぐす必要はあったけど、ダシが効いててちゅるりとオイシイ。かき揚げは小エビ、玉ねぎ、干しエビが入ってて、コレで250円は安いよねとみんなで回し食い。お、青唐辛子発見。カリっと行ってみたら当然激辛です～おつゆで中和。それもおいしい。
あんマーガリントーストは懐かしの落ち着く味。よくこれだけのきつね色に焼けるものだなぁ。注意書き通り仕上がりは激熱だったそうです。次はもう一つの選択肢ハムチーズも食べてみたいな。
丸美屋自販機はブログやってます。
丸美屋自販機さんのブログ：私たちの食べたトースト、あんマーガリンは今月からの新メニューだった模様。ずっと同じものを続けていたのかと思いきや、メニュー開発もしているなんて驚き。2月で終わったピザトーストはどんなだったのだろうか…。
ラーメン気になってブログ内を見ていたら…ラーメン登場のお知らせブログ。ラーメン自販機は2014年に増強されたらしい。コレも驚き。アタリは煮卵かぁ。いいな。
YouTube丸美屋自販機チャンネルより
帰りの車内ででた、裏でオヤジが作っているという噂は一掃。
動画、お父さん頑張ってるなあ～。なんだかとても気に入りました。また登るときは寄らせていただきます。自販機管理をしているレストラン飛鳥も行きたいですね。
丸美屋自販機コーナーは専門ページでも全国第2位
レトロ自販機。ちょっと気になって検索してみましたら、すごい人がいらっしゃる。圧巻のホームページです！おっと、私たちが訪れた丸美屋自販機コーナーのページもあります。動画もあるので、興味のある方は是非ご覧になることをお勧めします。プロの映像、編集ですよ。おいしかったので気になっていたうどんの麺の銘柄も取材ビデオで判明しました。ありがたいです～。次回栃木のお山に登ったら買います。懐かし自販機サイトの全国を網羅しているレトロ自販機所在地mapは今後、お出かけ前にチェックです。本も出されているホンモノの方です。
旅の最中、夜中の自販機…。自分がチャリで北海道を走って旅した時にはすでに90年代で、フード系自販機はすでになかった。その前の時代を旅されていたサイトマスターUSKさんのサイトトップ末の自販機の思い出を読み、想像すると、旅愁を感じずにはいられない。いま、コンビニの24時間営業が難しくなってきている。あらためて自販機の時代が来るかも？今の最先端では冷凍食品をチンするベンダーでおしまいかなぁ…